未来を見据えて関係性を創る~最後通牒を出す、その前に~

昨年末、従妹との関係が素晴らしく改善しました、との嬉しいご報告をいただきました。

Uさんとセッションをさせていただいてから少し時間が経過していたので、新年のご挨拶もかねてお会いし、フォローアップをさせていただきました。

初めてお話を伺った日、Uさんの抱えていらした問題は、従妹との関係性でした。

Uさんとその従妹の女性は、従妹でありながら、幼少期よりまるで姉妹のような環境で育ちます。

初めはとても仲が良かった二人も、成長過程において、比較したり、うらやんでしまうなど、すれ違いが起きるようになりました。従妹の方は、少し神経症的な部分もお持ちだったそうで、言い合いになってしまうことも多々あったとのこと。

そしてある時、決定的な断絶に至ります。

普段は明るく何にでも積極的なUさんが、そのお話をしているとき、とても苦しそうな表情をしていました。

「彼女も傷心していたと思うけど、私もかなりの痛手を負ったのです。」

今後どうなりたいですか、とご質問したところ、「彼女がこちらの意を汲んでくれ、素直になってほしい」と、彼女の方へ求める気持ちが強くなっているご様子。

そこで改めて、「あなたは今後、彼女との関係性をどうしていきたいですか?」と伺ったところ、

「やっぱり大事な親戚だし、一緒に海外に連れて行ってもあげたいし、きれいな景色を一緒に見て、気持ちの良い時間をすごしたい」と、うっすら涙を浮かべておっしゃいました。

そこで、Uさんと従妹の方、両人の気持ちを理解しあうためのワークをし、その日のセッションを終えました。

フォローアップの当日、そのワークを終えた時の気分思い出してもらったところ、「悪いけど、こんなワークで変わるのかなぁ?」と疑問を感じていたとのこと。「あちらから和解を求められても、断固応じることなんてできない!」とさえ思っていたそうで、正直、効果はあまり期待していなかったそうなのです。

ところが、2018年も押し迫った年末に、地方に暮らす従妹から久しぶりに連絡が入ります。

その従妹、心身症をきたしストレスが原因で失語症の状態に。仕事も続けていられなくなり、療養のため東京に住むUさんのところに身を寄せたい、との依頼だったのです。

初め、その申し出に複雑な思いが沸き起こったUさんでしたが、体調を悪くしている従妹を放っておくわけにもいかず、東京に呼び、年末の数日を一緒に過ごすことになるのです。

「恥ずかしくて詳細は言えませんが、」と前置きをして語ってくれた内容は、彼女との口げんかのエピソード。これまで鬱積していた思いを、涙ながらに訴える場面もあったそう。

それでも、懇意にしている占い師さんのところに連れて行ったり、彩られた街中を一緒に歩いている中で、いつしか二人ともに安らぎを取り戻し、普通に話が出来るようになっていたそうです。

やはり血を分けた大切な親族、信頼関係を回復できたことに、大変喜んでいらっしゃいました。

そして、一連の出来事を振り返り、彼女はこんな言葉をくれました。

「縁がある人とは切れないものなんだなって思いました。大切な人と別れることになったり、お友達と仲たがいしても、その先があることを信じられるか、という部分が大事だと思うのです。断絶させるような最後の一言を相手に投げかけてしまっては、そのご縁は戻らない。いつか戻ってきてね、くらいの程よい距離感を保つことで、また復活することはあるんだな、ということを学びました。」

そして嬉しかったのは、私が何気なく言った

「今はそういう関係だけど、きっと必要なタイミングに必ず戻ります。人との関係性は変わっていくものだから。」

という言葉が、Uさんの力づけになったと教えていただいたことでした。

どんな瞬間も、この人とどんな関係性でいたいのか、未来を見据える視点をもつこと。とても大切なことを教えてくれたエピソードでした。

Uさん、本当にありがとうございました。

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