人を信じる自分になる方法

今回は男性のクライアントさんからのご相談です。

 

Oさんはたくさんのコミュニティを運営しながら、起業家支援をするお仕事をしています。SNSなどを通じて、それはそれはたくさんの人との繋がりを持ち、惜しみなく情報やノウハウを伝える機会をもち、信頼を得ています。

 

そんなOさんの悩みは「人を信じきれないこと」。

 

外側から見ている彼からは、全く想像もつきません。状況を詳しく伺ってみると、「誰かと知り合いになり、だんだん親しさが増してくると、とつぜん距離を置きたい衝動に駆られる」とのことでした。前述のとおり、Oさんは人と密接にかかわる仕事。もしかして本当の自分は、ものすごく冷たい人間なのではないか。こんなことではいけない、やっぱり、何とか乗り越えなければいけないと、切実に感じていらっしゃいました。

 

望ましくは、自分も相手もオープンな関係を作ったうえで、いつも安心を感じられている状態、といいます。

 

ご両親との関係も良好でしたが、どうも幼少期の友人関係で、些細なことで「裏切られた」と感じた出来事があったようです。もちろん子供のすることですから、客観的に伺えば、ほほえましいエピソードとも聞こえそうな内容です。

 

しかし、ここで大切なのは、子供のころのエピソードだから、今とは関係ない、と切り捨ててしまわないこと。当時の彼が本気で傷つき、今後もう二度と傷つかないために「もう簡単に人を信じない」と決めてしまったのなら、それは潜在意識化で立派に今でも機能しているのです。

 

表面上たくさんのご縁に恵まれて、とても華やかに見えるOさんの日常ですが、どこか漠然とした寂しさを感じていたことも、人と無意識に距離を取ろうとしていたから。今回お話をして、初めて気が付いたようでした。

 

そして、このようにもお伝えしました。

「その寂しさがあるということは、本当の本当は、人を信じたいと思っているし、人と暖かい交流をしたい、愛のあるあなたが存在する」と。

それを聞いたOさんの表情が少し緩みました。自分の中に愛があったことを思い出して、安心したようでした。

 

そして、こんな発言が飛び出しました。

むしろ、完全にオープンでないくらいの方が仕事としてはうまく行くかもしれない。そうしながらも、人をもっと信じていけるようにもなりそうで、これからが楽しみだ、と。

 

人と距離を置きながら仕事をしているそのスタイルを、ご自身が受け入れることが出来たということなのでしょう。Oさんが今の自分に安心していることが、周囲にも伝わって、より密接な人間関係をはぐくんでいくことでしょう。

 

今後の変化のご報告を待ちたいなと思います。

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